佐賀大学理工学部
第165回応数談話会

日時
2003年 3月19日 (水曜日) 16:00-17:00
講演者
広中 由美子 氏(早稲田大学)
題目
二次形式の表現の密度について
要旨
f(X1,..,Xn) を整係数二次斉次式とするとき,整数 a について
f(X1,...,Xn) = a
を与える整数解をもとめることは古典的な問題です. これを整数を成分とする対称行列 A, B について
tXAX = B
の整数解を求めようとすると,問題は非常に難しくなり 大域的には扱いにくいので,局所的に考え, 解がどれだけあるかその密度が問題になります. (大域解と局所解を結びつけるSiegelの定理があります.)

局所密度としては,主に p-進局所的なところを問題にします. 局所密度の明示式を求める方法について説明し, さらに似たような線型形式の表現の密度についても 解説したいとも思います. また,局所密度の母関数ともみなせる球関数についても ご紹介できれば,と思っています.

場所
数理科学科大セミナー室(理工学部DC棟5階501)
連絡先
〒840-8502 佐賀市本庄町1 佐賀大学理工学部数理科学科
中原 徹 [nakahara@]
FAX 0952-28-8501 TEL 0952-28-8521

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